30年前の私

今日は「女子高校生のための東京大学説明会」でした。教員ブースで個別相談を務めたところ、まるで30年前の私のような生徒さんが来られました。
将来は国連で環境関係の仕事をしたいと思うのだけれど、理系的な考え方が分からないと環境問題は解決できないと思うし、かといって社会や経済の仕組みも理解しないとダメだと思うので、とりあえず東大を受けようと思うのだが理系・文系どちらで受験した方がよいでしょう、ということでした。文科三類から理学部に進学した経験から、「専門を理系に決めたときに数学で苦労する可能性が高いから、受験勉強と教養は理系にして、数学をしっかりやっておいた方がいいと思う」とお答えしました。
大学に入ったら国連(UNEP)がどんな仕事をしているかとか、自分がしたいことが本当に国連でできるのかとか検討する時間ができるでしょう。その上でやはり国連となるのかもしれませんし、私のように、国内の環境問題に関わるうちに当初とはかなり異なる課題に取り組むことになるのかもしれません。
いずれにせよ是非東大に進学して、広く学び、情報を分析した上で、やりたい方向に沿った専門に進んでもらえたらと思います。夢に向かってチャレンジしてください。