沈水植物長期実験

期限無しでお借りしている手賀沼湖畔の池で、沈水植物と動物の関係を調べています。昨年はササバモやガシャモク、セキショウモを植えました。その上でライギョを入れた池、イシガメを入れた池、動物をいれない池を作りました。
ほどなく、なぜかライギョをいれた池に真っ先にアメリカザリガニが進入し、セキショウモを切り始めました。ライギョはササバモ・ガシャモクの木陰で休んでいることが多く、それらは余り被害をうけませんでした。
下の写真はそのライギョ池の今月の様子です。昨年同様、セキショウモはかなり切られていましたが、ササバモ・ガシャモクはあまり浮いていませんでした。

下の写真は動物をいれていない池です。ザリガニが進入したらしく、どちらも切れていました。また糸状藻類がライギョ池より多くついていました。勢いがある水草は糸状藻類にアレロパシー効果を及ぼすのかもしれません。

ライギョ池で沈水植物がどれくらい安定して繁茂するかが、今後のポイントです。