電磁波過敏症を巡る動き

シックハウスという言葉が認知され、その対策を施したとされる家がメーカーから販売される今日であっても、「化学物質過敏症(CS)」という病はまだまだ一般には知られていません。ましてや電磁波過敏症をやという状況である為か、携帯基地局以外にも、住環境に大きな発生源が新たに増え続ける動きが止まらないようです。
今後問題を起こすかもしれない発生源として「CS支援」75号でスマートメーターが紹介されていました。電気検針器に無線機能を持たせたもので、30分毎に使用量を送信するそうです。現在のものから順次交換していく予定とのことですが、既に設置が始まっている国では設置後に頭痛や耳鳴り、不眠などの、電磁波過敏症と似た健康問題が発生しているそうです。既に電磁波過敏症患者がいる家庭までスマートメーターに交換することを電力会社が強制できるとしたら問題だと思います。
こういった問題が深刻化する前に、放射線問題並の関心を社会が寄せる必要があると思います。
(追伸)
同じ号に「お子様がCSの方へ『特別児童扶養手当』『障害年金』をご存知ですか?」との記事がありました。20歳未満で心身に障害を持つお子様の扶養者に、1級で月50400円、2級で月33570円支給されます。所得制限があって、お子様がお一人の場合、扶養者の収入額が8596000円以上だと支給されません。障害年金はお子様が20歳以上になった時に支給されるもので、CSも障害の対象になっているそうです。