交通事故で家族を亡くした子どもの支援に関するシンポジウム

最新の「かな・ちかメール」から転載いたします。
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まだ骨格が決まったばかりですが、来年の1月に、個人的にも待ちこがれていた下記シンポジウムが内閣府の交通事故被害者サポート事業の一環で開催されます。
交通事故で親やきょうだいを亡くした子どもの精神的支援について、必要な支援や課題などの意見を集約し、家族を亡くした子どもの保護者や支援に携わる方に情報提供することを目的としています。子どもに関わる教育関係者や精神保健福祉の専門家、スクールカウンセラー、部活動の顧問や習い事の先生、そしてもちろん子どものころに家族を亡くした当事者や保護者にもたくさん来場頂けたらと思っています。

基調講演をしてくださる武蔵野大学の藤森和美教授のお話を昨年、同事業の中でお聴きしました。このような貴重なお話を自分自身も事故直後に聴けていたらどんなに助かっていただろうか、と痛感しました。たとえば遺されたきょうだいに事故のことをどのように伝えればよいのか。学校の先生にはどのような支援をお願いすればよいのか。悲しんでいる親たちには絶対に言えない、見せられない気持ちを子どもたちは抱えて、何年経ってもさまざまに悩み、苦しんでいる可能性もあるのです。そのようなこと自体をもっと広く関係者に知ってもらいたいと願っています。当日は藤森先生以外に子どものころに家族を亡くした学生さん等にも自らの経験を語ってもらうことになっています。

■交通事故で家族を亡くした子どもの支援に関するシンポジウム
主 催:内閣府
日時:2014年1月11日(土)13:00から16:30まで(受付開始:12:30)
場 所:女性就業支援センター(ホール、定員250名)
東京都港区芝5-35-3 (TEL:03-5444-4151)
参 加:無料

(「かな・ちかメール」は、井上保孝・郁美夫妻が不定期で発信しています。14年前、東名高速でトラックに追突されて車が炎上し、二人の幼い娘さん(奏子ちゃんと周子ちゃん)が焼死しました。以来、夫妻は危険運転致死傷罪制定など、理不尽な交通犯罪撲滅を目指して、仕事の合間を縫って活動されています)