ヨシ原の希少種

昨日はF先生との共同研究で霞ヶ浦妙義の鼻のヨシ原で希少種の調査をしてきました。
下の写真で左からオニナルコスゲ、カサスゲ、アゼスゲ、アサマスゲです。このうちオニナルコスゲはこの緯度で霞ヶ浦のような平野の湿地に分布する例はまれ、アサマスゲは準絶滅危惧種です。

これらの希少種が一番まとまって見られたのは、ヨシ刈りを行う為の道をつけるために重機が通った轍跡でした。見渡す限りオニナルコスゲ、一部にまとまってアサマスゲがありました。

ヨシ原で全く攪乱がなければ、ヨシばかりになって希少種は住みづらくなることが予想されます。ではどのような攪乱でどのような種類が出やすくなるのか、今年度の調査で目処が立てばよいなと思っています。