このままではやばそうな昔の仕事

翌日の本郷の講義で、博士学生のときに取ったサンゴ礁海域の栄養塩データをつけると分かりやすいと、ふと思いつきました。20歳代の頃のデータは、そういったデータを読むためだけに大学の居室に置いてあるマックのデスクトップでないと読めないので、投稿論文からコピーしようと思いました。
あまりに古い(1993年)論文なので自分ではPDFには取っておらず(当時はスキャナーなんて身近になかった)、仕方なく東大図書館HPからダウンロードしようとしたら、25ドル支払わないとPDFがダウンロードできないことになっていました。いやはや。
Limnology and Oceanographyなどメジャーな雑誌はかなり昔の自分の論文でもPDFでダウンロードできるので、すっかり油断してました。
同様に時々困るのが、D論書いてたときに撮った画像。シジミの水管と同じ径にしたチューブを湖底に埋めて、シジミの濾過速度にポンプを設定して採水した装置の様子など、潜水写真をかなり撮っているのですが、当時はスライド用のフィルムか印画紙用のフィルムかどちらかしか選択できず、大部分はスライドで保存しています。学位論文(シジミを通じた窒素循環)関係の話題で一般向けの文書を依頼された際に、「関係した写真ください」と言われて「スライドしかありません」と答えると、若い方は何を言っているのか理解できないようです。いつか意を決して、スライドを全部デジタル画像に変換する必要がありそうです。