食用菊「もってのほか」があまりにおいしく、10月より前にも菊を食べたいと思って、菊専門店から9月咲き食用菊「金からまつ」を取り寄せました。届いた苗木にはアクリナトリン水和剤(ピレスロイド系)とイミダクロプリド水和剤(ネオニコチノイド系)を散布したと書かれた用紙があり、裏面には「観賞用の菊の場合、10日〜2週間おきに殺虫剤と殺菌剤を散布します。しかし、食用菊は農薬をできるだけ使わないで育てたいのです。薬剤の散布は、梅雨時の殺菌・殺虫剤、梅雨明けの殺菌・殺虫剤・殺ダニ剤の2回程度にとどめるのが理想です。」と書かれていました。
家庭栽培でさえこのように指導するということは、商品としての栽培では、これ以上に散布しているのでしょう。
我が家の庭では、アメリカシロヒトリがわいたときにトアローを使う以外、農薬は全く使っていません。いちごだとナメクジ、葉物は芋虫に食べられますが、菊は誰にも食べられたこともありません。同梱されていた育て方案内には「アブラムシがつくので窒素過剰にしないように」と書かれていましたが、肥料などやったことがないためか、アブラムシがついたこともありません(カキ菜にはつきます)。
今の家に引っ越してからは忙しくて園芸関係の雑誌や番組をみることもなく、無農薬+なるべく手をかけないを原則に、でも状態の観察だけは怠らずに、自己流でいろいろ育ててきました。結局バラだけは病気で枯れてしまいましたが(ミニバラはok)、それ以外は順調に育っていて、野菜は全て無農薬です。専門の水環境同様に、何事も鵜呑みにしない性格でよかったと思いました。