自家製野菜の無農薬は楽

いわゆる有機栽培で農家さんがミニトマトを栽培するためのマニュアルが、下記で公開されています。

薬剤を使わずに病虫害を防ぐために、どれくらいの目合いのネットをかければよいかとか、太陽熱で土壌を消毒する方法などが紹介されています。有機でのミニトマト栽培、なかなか大変そうです。
ところで私は毎年ミニトマトを栽培していて、息子は子供の頃、ミニトマトは庭で取ってくる野菜だと思っていました。上記マニュアルを見ると、ミニトマトにはコナジラミ、アブラムシ、アザミウマなど様々な虫がつくようなのですが、うちではついているのを見たことがありません。
またトマトは嫌地すると言われてますけど、うちでは前年植えたところでこぼれたミニトマトが生えてくることが多く、それをその場で育てても全く問題ありません。商品作物として高密度に同一品種を栽培すると病虫害など発生しやすいのでしょうけど、自家消費用に数本づつだとそれほど深刻化しないのではないかと思います。
父親の実家はミカン農家で、売り物にするミカンには殺虫剤をまいてましたが、自宅前の畑で自家消費用に育てている野菜やらスイカやらにはまいていませんでした。当時の農薬は人への毒性が強いものが多く、ミカンも自家消費用にはまいていませんでした。ミカンの皮を千切りにしたものは鯨の南蛮漬けなどに添えるとおいしいのですが、市販のミカンの皮は安心して食べれないだろうと、冬になると父の実家から無農薬ミカンが送られてきました。
両親も農薬は恐いと思っていて、貸し農園を借りて野菜を育てていました。タマネギも自家製で、選択竿3本分くらいを屋根の下に吊り下げて保存していました。父が今年で91歳と長生きなのは、農薬摂取が少なめの生活をしてきたことも一因ではないかと思っています。

自家消費程度の無農薬野菜作りは、エコノミックアニマルと言われた頃にビジネスマンをしていた父親でも、土日も盆暮れもなく原稿書いている私でも、隙間時間で十分できることです。