昨日のテレビで、三重県にある湖沼で採られた柱状堆積物によって、太平洋沿岸で高さ10mから30m前後と想定されている南海トラフラフの大津波が過去にも起こっていたことが示された、と報道されていました。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150513/k10010078381000.html
その映像を見て「ああ、これが例の三重県の汽水湖ね。」なんて感想を抱いたのは、きっと私だけでしょう。「日本の汽水湖」に関わっていた頃に知人から「三重県には結構汽水湖があるよ」とは言われていたのですが、自治体からあがった資料には書かれていませんでした。今回のニュースで芦浜池と座佐池の映像を見て、これは汽水である可能性が高いと思って改めてネット検索したところ、やはり多少は塩分が入っているようでした。
http://memobird4.exblog.jp/17959834/
とても趣のある汽水湖ですね。津波で数十センチメートルの堆積物が一気に入ってから、どれくらいのスパンでどんな生物が入るようになったのか、古生態学的な観点からも、面白い研究ができるかもしれません。
私の家系は代々三重県に住んでいるので、いつか先祖参りがてら訪ねてみたいと思います。