鳥取県米子市の米子水鳥公園ネイチャーセンターで、希少種のシラタマモが展示されているそうです。
上記記事には「園内の池で国内8例目の生育が確認されたシラタマモ」とありますが、私が知る限り国内での確認されたのは2箇所、多くて3箇所です。
干拓・淡水化前の八郎潟(現在の八郎湖)で確認されていましたが絶滅しました。
今も安定して繁茂しているのは徳島県の出羽島大池です。天然記念物になっています。
もう1箇所は、未確定ですが、中海の隣にある汽水湖の宍道湖です。うちのOBが堆積物からシラタマモの卵胞子らしきものを発見しています。
今回、中海でシラタマモが見つかったのなら、かつて宍道湖に生えていたことがより確からしくなるのですが、シラタマモであることはDNAなどで確認したのでしょうか。
また8例の根拠も知りたいところです。環境省のレッドデータ検索システムでは千葉県で絶滅危惧I類をありますが、千葉県でシラタマモが出たという話は聞いた記憶がありません。出羽島大池がある徳島県に色が塗られていないのは、天然記念物に指定しているからかもしれません。
中海のシラタマモについて、詳細をご存知の方がいらしたら、是非情報お願いいたします。
追伸
情報入りました。国内発見その他の箇所は下記だそうです。
・八郎潟(絶滅)
・宮城県塩竈市野々島の池
・千葉県市川市西浜の池
・徳島県海部郡美波のジャガ池
・徳島県の出羽島大池
・高知県須崎市の浦ノ内湾
・沖縄県久米島の池