ガシャモク?

2013年初夏にアサザトチカガミをバットに植えて競争させたら、トチカガミの圧勝でした。だから霞ヶ浦周辺の水路はトチカガミが多いのかなと思いつつ、さらに遷移を観察していたら、今年はトチカガミの下から沈水植物が生えてきました。知り合いに写真を送って同定をお願いしたら、インバモかガシャモクではないかとのこと。
「由来がわからなくても将来、遺伝的な多様性を検証する
上での素材として、たいへん有益」と言われ、サンプルをお送りすることにしました。どこで取った土をいれたのか、どこかに記録してあるといいのですが。

陸水研では現在、大学の屋上に平たいバットを置いて島根で取ってきた土をまいたり、アサザVSトチカガミ戦を観察しています。島根の土からはシャジクモが大量に生えて来ました。これだけあれば結構な実験ができそうです。霞ヶ浦アサザが生えている水深に合わせた深いバットでは、アサザが残っているものと消えたものとに分かれました。同じくアサザを植えてある大きなバケツも消えたのと残っているのとあって、何が違いをもたらしたのか興味深いところです。
今年で4年目ですが、毎年様子が異なっていて、見てて飽きないし、次の研究テーマのヒントにもなっています。