ニセ科学

本郷で学部対象に開講している水圏環境学では、毎年、ニセ科学がなぜ社会に広まるかの背景の一部を解説しています。水環境に関連するニセ科学があまりにも多く、一部は学会を挙げてそれを信じてしまう例もあるからです。今年は今日がその回にあたり、2014年から使用している「もうダマされないための『科学』講義」第2章を題材に解説しました。
本書は「3・11以降の科学に対するモヤモヤがきれいになくなる一冊」とありますが、まさにこの本の第2章にある考え方がニセ科学をはびこらせてしまうこと、そのことにニセ科学問題を扱っている研究者自身が気づいていないことを示し、なぜこうなってしまうのかを菊地聡著「なぜ疑似科学を信じるのか」を使って解説を試みています。下記は講義スライドの一部です。




もうダマされないための「科学」講義 (光文社新書)

もうダマされないための「科学」講義 (光文社新書)

なぜ疑似科学を信じるのか: 思い込みが生みだすニセの科学 (DOJIN選書)

なぜ疑似科学を信じるのか: 思い込みが生みだすニセの科学 (DOJIN選書)