タキイ種苗株式会社の会誌「花と野菜」に「ぐうたら流有機農法のすすめ」という連載があります。私とセンスが似てるなぁと思っていたら、最新の5月号に「リンも窒素も空から降ってくる、過剰投与に注意」と、私達が研究で明らかにしたことが農業にどういう意味を持つのかが書かれていて、ビックリしました。
その1月号の記事に、毛むくじゃらの植物は乾燥地出身ということを念頭に育てろと書かれていました。トマト、カボチャ、キュウリなど毛むくじゃらの植物は乾燥地が原産地なので、雨水ではなく夜露ををためて地面に落として水分を得るために毛むくじゃらなんだそうです。それで筆者は乾燥地出身のミニトマトを水も肥料もやらずに育てたところ、毎年藪のように育ったそうです。
自宅でもミニトマトを育てていて、ちょっと目を離すと藪のようになりました。またミニトマトの後は嫌地で他の作物が育たなかったことから「これだ!」と思い、ミニトマトを他の作物を育てるのが難しい、南西のほとんど雨があたらないところに植えて、水やりしないで育ててみました。
下の写真で手前の方にミニトマトが植えてあります。ご覧のように全く草採りしていないのに雑草さえまばらにしか生えない乾燥地ですが、ミニトマトはしっかり実をつけて大きくなっています。
今度は「野菜のシェアハウス」(数種類の種を混ぜてまく)に挑戦しようと思っています。