10月14日付ブログでご紹介したように、私は所属する自然環境学専攻の教員がヒ素・水銀を無登録で使用し、かつその廃液を流しに捨てていた可能性があったため専攻内の会議で指摘したところ、専攻から深刻なイジメを3年近くにわたって受けてきました。ブログでも書いたように、この件がどうなったかを未だに専攻から説明を受けていないので専攻長に問い合わせたところ、「調査主体は研究科(=新領域創成科学研究科)に移っており、未だ研究科から報告がない」と、責任のたらい回しを疑わせるような回答がきました。
東大のこの対処は極めて異例で、過去にはヒ素が無くなっていたと勘違いした助教が自殺するなど、ヒ素・水銀の取扱は極めて厳格です。昨年の私のブログでも流しに水銀を捨ていていた京都工繊大の教授が停職処分を受けたことを記し、自然環境学専攻と同様の事例なのに対応が随分異なることを指摘しました。
http://d.hatena.ne.jp/Limnology/20150703
この大学では当該教授に対して、今月提訴にも踏み切っています。
http://www.kyoto-np.co.jp/politics/article/20161027000185
京都工繊大の対処の方が社会通念に則ったものであって、東大の対応は極めて異様だと思います。異様なところに長くいると、異様を正常と勘違いしてしまうものなのでしょうか。。。