あと6年一喜一憂

所属する専攻で日本人学生を指導するのは非常に危険と学んでから(詳細は

崩れゆく東大 - Limnology 水から環境を考える参照)、日本とあまり仲の良くない国の学生のみ受け入れることにしています。他大学の知人から、「外国人学生は大学に不満があると、大使館を通じてクレームを言ってくる場合がある。」と聞いていたので。
その最初の学生さんの、専攻ゼミでの修論方針発表が今日です。
私は火曜日は産総研のクロスアポなので聞きに行けず、彼には早めにパワポと原稿を送るように言っていました。パワポこそ4日に届いたものの、原稿が届いたのが今日の10時。13時からゼミが始まるので、他の仕事を後回しにして、慌てて添削しました。
彼は中国出身で英語の発音があまり流暢じゃないので、分かりやすい英語にしようと、ほぼ真っ赤になるほど添削しました。疲れました。そう言えばまだ日本人の学生を指導していた頃、大晦日の紅白が始まる頃に電話かけてきて、紅白の前半が終わるまで人生相談になってしまった学生もいたなぁ。。。
定年まであと6年、外国人の場合は研究生を半年しないと入学できないことになっているので、修士から博士まで進みたい外国人の受け入れは来年度研究生入学がリミットです。既に1名、学部3年の頃からウチに来たいとコンタクトしてきた学生さんがいて、卒論も私の現在のテーマに合わせるなど本気のようで、この子は来ることになりそうです。
学生さんの失敗と成長に一喜一憂する日々が、また始まろうとしています。