ベントス激減

12月6日記事で、宍道湖ではオオユスリカ幼虫がゼロだったことを報告しました。
他のベントスについても比べたところ、環形動物では1982年に低塩分側(斐伊川側)に多く分布していた種が、今回激減していました。高塩分側のは、逆に増えているのもいました。
節足動物についてはオオユスリカのようにゼロではなかったものの、Tanypodinae科のユスリカもウミナナフシ類も激減していました。
最近はやりの「貧栄養化」は宍道湖には当てはまりません。公害列島時代以来、宍道湖CODは漸増しています。
斐伊川からベントスに悪影響を及ぼす何かが流れている、それは特に節足動物に影響するとなると、疑わしいのは昆虫を主なターゲットにしているネオニコチノイド系農薬、ということになりそうです。