つくばの産総研には一般の方も無料で入場できる地質標本館があります。鉱物や化石などを眺めていると、人間社会の軋轢など、地球史の中でどれだけ小さく、くだらないことかと思えてきて、リフレッシュできます。
さっき久しぶりに行ったら、一部リニューアルされていて、ますます楽しめるようになっていました。
例えば２階の「液状化した地層のはぎ取り標本」は、東日本大震災の際に液状化した場所から取られたもので、地面の下がどんな風になったのか見ることができます。
1階の中程にある津波堆積物はぎ取り標本は、東日本大震災の前に起こった貞観地震の際の津波堆積物です。地質調査所ではこの堆積物を2004年に特定し、貞観地震級が来たら原発も津波にやられることを予測していました（2011年3月11日記事）。地学的事実から起こったときの被害をある程度想定できることを、日本人全員が知っておいてほしいと思います。
１階のミュージアムショップでは、ここでしか買えないグッズもたくさんあります。是非のぞいてみてください。かくいう私も、初めて見るグッズを衝動買いしちゃいました！
