これは怖い。全く同じ遺伝子をもったザリガニ数百万尾!

オスなしで自分のクローンを次々産み続ける新種のザリガニがここ5年で新種として発生し、今では数百万尾がいるとみられるとの衝撃的な報道がありました。
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2018/02/post-9477_1.php
遺伝的多様性がないと、病気などで同じクローンは大量死し絶滅しやすいなどと言われますが、私は必ずしもそうではないと思っています。あまりにも広がってしまった為に、弊害は明かなのに、もはや駆除は不可能として侵略的外来種に指定されていないアメリカザリガニは、もともとはわずか20尾だったからです。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%A1%E3%83%AA%E3%82%AB%E3%82%B6%E3%83%AA%E3%82%AC%E3%83%8B

これもザリガニですね。ザリガニって、遺伝的多様性が少なくても適応できる因子を持っているのでしょうか。
日本にはすでにアメリカザリガニウチダザリガニと外来ザリガニが蔓延していて、特にアメリカザリガニ水草を食べてしまうなど植物にも影響を与えています。記事にあるクローンザリガニはもともとは鑑賞用として広まったとあります。日本でも既に輸入されているとしたら、最高レベルの警戒が必要だと思います。
なおクローンザリガニの話題は下記のNatureのリンクでも読めます。上記日本語記事にない話題として、このザリガニを蛋白源として利用するために、自分の水田にまいて増やしているという記載がありました。
https://www.nature.com/articles/d41586-018-01624-y