環境にやさしくよく落ちる洗剤を販売していると聞いて、ある会社のホームページを探したのですが、社名(ベリタス)だと検査関係が多く検索され、洗剤を販売している会社は上位にヒットしませんでした(ベリタスのラテン語の意味(真理)のせいだと思います)。
ふと思いついて、チラシにあった、その会社の電話番号を入力してググってみたら、そのものズバリでヒットしました。
これって、かつてよく利用していた番号案内にもできないことだと思いました。そもそも今の時代、番号案内ってまだやっているのでしょうか。
AIの導入がなくても、インターネットでかつてあった雇用が消滅している例はかなりあるように思います。特に、多くの情報から何かを選び出すというのは、インターネットの検索機能の方が人間よりも圧倒的に上を行くでしょう。
ここで、研究についても、分野によってはインターネットとAIのタグの方が人間をまさる事態がでてくるように思います。例えば論文の剽窃については、既に発見ソフトが出回っています。かつては査読者が行っていた仕事ですが、近い将来、ジャーナルの事務方がそれを済ませてから査読者に回すことになるでしょう。そしてさらには、その論文のオリジナリティも、過去の膨大な論文と比較して、AIが審査する時代が来そうな気がします。
そうなると、人間が上を行くとしたら、過去からの蓄積の延長ではないオリジナリティを思いつくことでしょう。ひたすら既報をレビューするのに時間を使う研究者は今でも結構いますが、おそらくそういうタイプの研究者は淘汰されていくのではないかと思います。今にAIでレビューはできちゃう時代になるのでしょうから。