動物の糞を使った有機肥料として一般に売られているのは牛糞堆肥、鶏糞堆肥で、かなり乾いた状態で袋詰めにされています。
私が子供の頃の父の実家は牛も鶏も飼っていて、糞は当然、肥料に使われていました。その動物糞以上に使われていたのが、肥だめの人糞です。尿も混ざっているのでほぼ液体です。記憶をどうたどっても、それらを発酵させて乾いた状態にしたのを使っていたシーンが出てこないので父に使い方を聞いたところ、「畑に穴を掘ってそのまま埋めた」そうです。
果樹の場合は根本から2m離れた所に穴を掘り、畑の場合は使っていないところに溝を掘って埋め、翌年にその埋めたところに作物を植えたとのこと。百姓は何でも自分達でやっていて超多忙でしたから、おそらくこれば一番手間いらず、かつ効果的だったのだと思います。
で、今たくらんでいるのが、クリ(下の写真の柴犬)が毎日2回出す糞の堆肥化です。どんな薬剤入りの配合飼料を食べたか分からない鶏の糞よりは、クリの糞の方がよほど安心できるので。まずは今週末に穴堀りから始めようと思います。