環境省の事業として宍道湖流入河川で行われている、クリーンアップを視察しました。漁師さん達が鋤簾を使って湖底から除去しているのは、多少は空き缶などもありますが、大部分がこれです。
鋤簾に絡みついているのは、大量の沈水植物。これに絡まれると、シジミが入ってこなくなるそうです。
もう11月なのに、シオクサやオオササエビモが青々していました。
かつては農家が沈水植物を肥料用に根こそぎに刈り取っていましたから、沈水植物は雑草と同じで、徹底的に駆除しないと広がる一方であることが知られていませんでした。
除草剤の影響が薄まって再び生えだした沈水植物を肥料用に自家消費する農家はまずいません。
刈り取りにも堆肥化にも税金が使われる沈水植物管理をいかに効果的に安価に行うようにするか。
財政を圧迫する前に、自治体が真剣に検討すべき課題だと思います。