人間ってスゴイ

先週末のつくば駅では複数のイベントが行われていて、午前の12分間走のあとはフィジカルに疲れて仕事をする気になれず、チョコレートのイベントを覗いてきました。アフリカ、アジア、南米と異なる産地のチョコの無料試食がお目当てだったのですが、行ってよかったです。
まず驚いたのは、カカオは果物でもあること。大きさはパパイヤくらいで、白い果肉は甘くてジューシーでした。

その大きな果実の中に、長さ1cm強の種が入っているのですが、この種を発酵後に乾燥すると中身が粉末状になって、そのまま食べても香ばしいチョコらしい物質に変化します。

最初にカカオの種を発酵させて乾燥し、飲み物に利用したのは南米のインディオだったそうです。いったいどうイマジネーションを働かせて、カカオの種を発酵させるとおいしい食材になると発見できたのか、本当に不思議です。ナマコを酢でしめると骨片が溶けて食べれるようになることを発見した、日本のご先祖様並にすごいと思います。
私は発酵や化学変化の基礎知識を有していますが、それを使って新たな食材を開発した経験は全くありません。せっかく基礎知識を持っているのですから、近代科学以前の人間にできたことができないハズはなく、いつかはカカオからチョコを作るくらいの発見をするんだ!と思いました。