第二次世界大戦で日本と同じ敗戦国となったのがドイツとイタリア。そのドイツの科学研究は、今後さらに伸びそうです。下記はNatureの「研究者がドイツに移住すべき10の理由」から、見出しだけ訳しました。
1)生活費が安い
2)学生の能力が高い
3)交通が快適
4)研究開発費が豊富(GDPの3%)
5)経済の安定的成長
6)クリスマス・キャッシュとして給料の1ヶ月分が支払われる
7)子育て支援費が充実
8)共同研究を行う研究所が多い
9)外国人に対してオープン
10)高等教育が無料
私から見たドイツの魅力は、上記に加えて、
a)英語が母国語ではないので、英語が分かりやすい
b)料理もスイーツもおいしい
c)芸術が身近で安価で楽しめる
d)約束の時間をきちんと守ってくれるのでストレスが少ない
e)EUなので化学物質に対して予防原則をとっている
私は高校で留学した頃から、同じ敗戦国でドイツと日本はどうしてこうも国際的な地位が違うのだろうと不思議でしたが、科学技術政策ひとつとっても、日本のやることは砂上楼閣的なものばかりに感じます。