ソーラー発電やプラスチックリサイクルは全くエコではない

ダムに頼らず太陽光発電にする、使用したプラスチックをリサイクルする。。
どちらも環境によいとのイメージを持つ人が大多数ですが、現実はむしろ逆です。このブログで「メガソーラー」で検索いただくと、貴重な自然が残る森林が伐採され、水が土壌に浸透せずに流れてしまう荒れ地を作るのと同じであることが分かります。ソーラーがエコなのは、既にある建物の屋根に作ること程度ではないかと私は思っています(にしてもパネルの廃棄は無害か処理がかなり大変になると思います)。
プラスチックのリサイクルはどうでしょう?使用済みプラスチックをリサイクル用に圧縮する中継所では種々の揮発性有機化合物が発生し、健康被害が起こっています。「杉並病」でググってみてください。圧縮してどのようなメカニズムで何がどれくらい出てくるのか、解明するのが非常に難しいのですが(発生して短期間で変質する気体もあります)、そういった場合、予防原則をとるEUなら「とりあえずやめる」という選択になるのですが日本では住民の訴えが無視されることがほとんどです。
杉並病は紆余曲折を経て中継所が廃止になったので、今後は同様の健康被害が起こることはないだろうと思っていたら、何と、私の故郷の寝屋川で同様の健康被害が起こり、「寝屋川病」と呼ばれるようになってしまいました。杉並病同様、行政側は被害を認めようとしなかったのですが、理解のある市長に交代したことで、事態は好転しました。さらにまた市長が変わったということで、現状報告をいただきました。末尾にペーストします。
メガソーラーもプラスチックゴミ中継所も、お住まいの方々からは「事前に納得のゆく説明なく、既成事実化されていた。」と話されます。実際、寝屋川の中継所も、あんな高級住宅街の近くに造ったなんて、信じがたいことでした。造られてしまったら本当に大変ですから、早めに行動されることをお勧めします。

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寝屋川廃プラ公害の今
廃プラ処理施設の建設操業、そして操業後に発生したシックハウス様の公害に反対する住民運度は2004年以来16年目を迎えました。この間、8万署名2回、裁判提訴3回、公害等調整委員会への原因裁定と公害のない地域を求める住民の訴えを続けてきました。行政や裁判等ではすぐれた科学者、医師の調査と意見書にかかわらず住民の訴えはことごとく退けられました。しかし、4年前に4市の廃プラ処理施設を廃止し、廃プラはごみ発電に使う意向を私たちに示した市長が誕生し、希望の光が見えました。ところが、寝屋川市のごみの焼却施設の更新により、焼却炉が大幅に小さくなり、ごみ減量をしなければ廃プラを燃やすことができないことが判明、市は緊急事態宣言を出し、1万トンの可燃ごみの減量の方針を打ち出しました。しかし、昨年の台風によるごみの増加などにより、このままでは一万トン減量は難しい局面にあります。4月の市長選挙でそれまでの市長の後を受け継ぐという新市長に替わりました。悪臭や症状を訴える住民は減っていますが、アンケート調査をし、現在も被害があることを確認ました。真鍋医師による月1回のハイプラ外来による診療も5年続けて休まず行っていただいています。当面、新市長に事態を理解してもらい、ごみ減量の本格的な取り組みを市と住民がいっそう一体になって取り組む方針を追求しています。皆様のご協力を引き続きお願いします。