約1ヶ月前に、採択率が非常に小さい某学術誌に投稿しました。英語を校閲業者に依頼した後、念のためアメリカの友人にお願いしたところ、ご主人と共に相当時間を費やして、ほぼ全文直してくれました。「こんな格式の高い英語、私が書けるはずないでしょ。」レベルの論文に化けました。
その後も1週間おきくらいに「どうなった?」とメールが来て、1ヶ月が過ぎた頃には
「You should feel very proud that your manuscript is in review in XXXX. That, in itself, is a huge accomplishment !」
と慰めてくれました。共著者以上に気にかけてくれています。
この論文が公表されたら、もしかしたら世界的に、あることが大きく変わる可能性があります。彼らもそう思っているので、何としても採択されてほしいと願ってくれています。
イギリス人の友人も、私が頸椎椎間板ヘルニアが悪化してロンドンでの学会をキャンセルしたときにとても心配してくれて、「レントゲン写真をメールで送って!知り合いの医者にどうすればいいか聞いてみるから。」とメールしてきました。送ったところ、その医師が「これはレーザーで手術すればいい。」と提案。調べたら日本ではレーザー手術などやっておらず、結局、韓国の病院で手術して完治しました。日本ではよほどでないと手術しないので、彼女がいなければ今も強い鎮痛薬漬けで脳が機能せず、論文書くどころではなかったと思います。
サッチャー元首相は「何か言ってほしかったら男性に頼め、何かしてほしかったら女性に頼め」との格言を残していますが、私には我がことのように助けてくれる女性の友達がいて、ありがたいことだと思います。