直径25cmの水辺

うちの庭では、そろそろ防護服を着ないと蚊にたかられるようになりました。農薬をまかないため本当に虫が多く、以前はアマガエルがずっと住みついていました。ところが、繁殖期に通っていた水田がヤマハの店舗になってしばらく経つと子孫が移住してこなくなり、虫の補食者が減ってしまいました。
そこで我が家に常に水辺を維持して、そこでオタマジャクシから育てれば住み着いてくれないかと、まずは骨董店で火鉢を買ってきました。ガラス水槽だと壊れやすいと思ったからです。「メダカを買うのですか?」と言われてネットで調べたら、火鉢でメダカを買うのが密かなブームになっているようでした。
オタマジャクシは息子の友人が池で飼っているものを分けていただきました。「他のカエルかもしれません。」と言われましたが、まずは火鉢で無事に育つかが大事と、鳥除けに穴のあいた金網をかけ、メダカの餌で育ててみました。食べ残し掃除には宍塚大池で採ってきたタニシをいれました。

f:id:Limnology:20190604133716j:plain

1ヶ月後、出張中に3尾のうち2尾が死んでしまいましたが、1尾は無事にカエルになりました。ただしアカガエルでした。

f:id:Limnology:20190604135938j:plain

アカガエルは水辺でないと生きていけないので近くの生息場所に放して、代わりにアマガエルを採ってこようと思っています。今はアカガエル、タニシに加えて、近所のホームセンターのガラぽん参加賞でいただいたメダカも2尾泳いでいます。水深3cmなので酸欠にはならないとは思いましたが、念のため宍道湖で採ってきたリュウノヒゲモという水草をいれました。毎朝のぞいて、元気な姿を見て楽しんでいます。