こんなNHKはいやだ!

宍道湖では1992年まで、5人がかりで網を持ち上げようとしてもあがらないくらいワカサギが入り、仕方なく網の中からワカサギを捨てて引き上げるようなこともありました。その様子が1989年12月11日に放映された「日本出会い旅」シリーズ「宍道湖大漁譜~松江・発冬の色と音~」で紹介されていたので、広く社会に紹介したいと利用法を調べたところ、NHKが制作した映像や音声は、下記例外以外は必ず許可申請を行い、使用料を支払わねばならないことがわかりました。関係者にいくらぐらいするのか聞いたら、1秒○万円レベルとのことでした。
例外は下記のように、文科省が定める「学校」で「授業」に使用する場合です。

教育・研究目的でのNHK番組の利用をお考えの方へ

これを読む限り、○○メッセなどで開催される学会でダビングした映像の一部を講演で披露するのは御法度に見えます。またNHKが準拠している「学校その他の教育機関における著作物の複製に関する著作権法第35条ガイドライン」には、大学の大教室での利用はダメと書かれていました。
民放はともかく、NHKは国民が受信料を払っています。平成30年度予算をみたところ事業収入は7168億円、そのうち6995億円が受信料です。約98%を国民から徴収しておいて、制作した番組で商売するのはおかしな気がします。規制しなければ民放などがタダで利用してしまう、という言い訳があるのかもしれません。しかし、企業のスポンサーに頼らないでよいNHKだからこそスクープできたニュースを民法が引用して流そうとしたときに、1秒○万円もの経費がかかるとしたら、民法はあえて拡散しないでしょう。
「NHKは政府から独立して 受信料によって運営され、公共の福祉と文化の向上に寄与することを目的に設立された」と自身のサイトに書いています。

公共放送とは何か|NHKよくある質問集
高額を支払わなければ番組の二次利用がほとんどできない現状が、本当に公共の福祉と文化の向上に寄与しているのか、個々の国民から受信料をいただいて制作している番組がそれでよいのか、再検討していただきたいと思います。
9月16日記事で紹介したように、NHKがいい加減な取材で個人の名誉を毀損するような報道をして憤慨していたところに、これです。受信料を払いたくないとの主張、分かるような気がしてきました。。。