三拍子揃ったお蕎麦

今日は養蜂教室の打ち上げで、なぜか蕎麦打ちをしました。
使用したのは新物の常陸秋そば。県外にはほとんど出回らない品種だそうです。私は蕎麦打ちは初めてで、よく食べる出雲蕎麦は黒っぽいので、最初はこんな白い粉が本当にそば粉かと思いました。

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でも、つなぎのうどん粉をいれて、水を加えて練っている間にどんどん黒くなり、最終的にはこうなりました。これは出雲蕎麦と全く変わらない色です。

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グループ5人分の麺を大きな釜で茹でます。この釜はオーナーのお宅で自家製味噌を造るときに大豆を煮るのに使うものだそうです。くべられているのは竹で、竹は油があるので短時間で強い火力を出すので、蕎麦をゆでるのに最適なんだそうです。

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ぐつぐつ状態で麺をいれると一瞬温度が低下しますが、すぐに回復して麺が浮いています。それから1分半茹でて素早くとりあげ、冷水で洗います。

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洗った麺は、オーナーの奥様と若奥さんが用意してくれた「けんちん汁」にいれて頂きました。取りたて、打ちたて、茹でたてと三拍子揃ったお蕎麦は、本当においしかったです。私はどちらかというと、おいしいと評判のお店に食べに行くよりは、自分で「おいしい!」と思えるものを作る方が好きです。

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ところで、「そば打ち」作業全行程の中で、いわゆる「打つ」動作は全くありませんでした。指導されていた方に「ラーメンみたいに打って伸ばすとか全くないのに、何で『そば打ち』なんですか?」と尋ねたら、「考えてみたこともなかった、どうしてだろう?」とのことでした。謎です。。。