ResearchGate （科学者・研究者向けのソーシャル・ネットワーク・サービス）から下記がGmailに入ってました。「土地利用って、私が東大に移ったときに引き継いだ学生さんのテーマじゃん？」と思って確認したら、案の定、引き継いだ修士の留学生さんに投稿してもらった論文で、しかもいっぺんに３つの論文で引用されていました。
東大に移るまでは生元素循環を専門にしていて、土地利用と水質形成なんてテーマやったことがありませんでした。だからと言って、私が来るまではそのテーマで研究してきた学生さんにテーマを変えさせるのは忍びなく、移って半年はほとんど寝ないで、いわゆる「水質形成機構」と日本で言われている内容を和書・和文論文で勉強し、そのどこに問題があるかを関連する最新の国際誌で徹底的にレビューして、その修士学生さんと博士の学生さんにアドバイスしました。
幸い二人とも修士・博士の学位を得て、今では研究職で定職を得ています。
12年前、頑張ってよかったと、ちょっと嬉しくなりました。
