ナメクジ対策で砂利で育てているイチゴですが、一昨年はナメクジ被害は無かったものの、ダンゴムシにやられました。それで昨年からは窒素分を多めにあげて、茎がしっかり立つようにしたところ、1日300gくらい収穫できる日が続きました。
ところが今年はダンゴムシが学習したらしく(あのほとんどない脳でどうやって?そもそも世代間で知識が伝わる?という疑問はさておき)、夜の間に茎を上ってきて、まだピンク色の間から食べてしまいます。
仕方ないので、受粉を確認した茎を束ねて、通気性がある水切り袋で実を覆ってみました。手間無く無農薬栽培を目指しているのですが、これは結構手間でした。農薬が無かった頃の農家はどうしていたのでしょう?
このイチゴは植えっぱなしですが、種から育てる野菜は自分で種を取っても買った種の形質が現れないことがしばしばです(というより、種子会社は毎年種を買わないとうまく育たない様にしています)。それでもハーブ系は自家採取の種で毎年OKで、パクチーとイタリアンパセリは安定して自家採取で栽培しています。昨年は一昨年採取したカボチャでトライしましたが、全く花が咲きませんでした。
それでも、少しづつ自家採取野菜を増やしたいと思って、今年はゴウヤに挑戦しました。ゴウヤはしっかりした種皮に包まれているので、右上の写真で矢印で示した所を爪切りなどで切り取って撒くと解説されていました。ところが鉢に撒いて1ヶ月、暖かい室内で様子を見たので全く生えて来ません。やっぱりダメなのかなと思いましたが、再度、様子が分かるように、種の水栽培をしてみました。果物などをくるんでいる発泡スチロールの網の目に種を挟み込み、水を浸した容器に入れておく方法で、私は枝豆はこの方法で双葉になるまで育ててから定植します。うちは農薬を使わないので鳥がたくさんやってきて、どうやってわかるのか、豆をまくとテキメンにほじくり返して食べられてしまうからです。双葉の段階だと今度は根切り虫にやられるので、本葉がでてしっかりするまでは、ペットボトルを切ったドームでおおっています。
で、ゴウヤは鉢栽培だと水が足りなかったらしく、水栽培だと10日くらいで発芽しました。それにしても、爪切りで端を切らないと発芽しないこと自体、自然では起こりにくいと思います。どうしてそれほどしっかり種皮で固めているのか不思議です。