8月3日から今日まで、所属する専攻のオンライン入試でした。
受験する学生さんは自宅なり研究室なりから個人で受験するのですが、対応する教員は専攻に集まっていたため、マスクをつけての面接となりました。それでなくても学生さんは緊張していたと思いますが、マスク顔が並んだ画面を見ながらの回答は、かなり酷だったと思います。
合格した学生さん達が入学する来年の4月、果たしてコロナは沈静化しているのでしょうか。
私の予測はどちらかというと悲観的です。ワクチンが年末頃にはできたとしても、インフルエンザも毎年流行する型が違い、それぞれに対応したワクチンが用意されます。コロナの場合、何型あるのかさえ共通した見解がありません。どこかの国で有効だったワクチンが、日本では効かないかもしれません。それに国産でなければ生産国で優先的に使われ、日本でふんだんに使える状況が4月に実現できている可能性は低そうです。
現在修士1年の私の学生さんは、もう実験しないでも論文2本書けるデータを揃えているので、来年何もできなくても大丈夫です。問題は来年4月入学の学生さんで、2年で無事卒業するため、コロナで実験や野外調査ができなくても何とかなるテーマを考えておかねばなりません。
小学校から高校までが通学可能になっても、大学は依然、通学禁止か控える状況です。小学校から高校の教員も様々な対処で大変と思いますが、最後まで自粛を迫られる学生を抱えている大学教員のストレスも相当なものです。
学生さんは精神的・経済的にもっと大変です。4月からの新入生がその第二陣にならないでほしいとは思うのですが。。。