お門違いもほどほどに

このブログで何度か紹介したように、私の学生は所属する自然環境学専攻によって指導教員を強制的に変更させられました。専攻は「学生の意志」と説明していますが、少なくとも2名はコンプライアンスに不当だと訴えていましたから、「学生の意志」とするのは無理があるでしょう。
昨日の教授懇談会(教授だけの会合)では所属する教員の化学物質管理に関する対処を話し合うことになっていました。その教員は学生に対する問題行為もあった可能性があり、それを私が通報したことが原因で専攻が一方的に(下注)私に講義や学生指導をさせないなどの暴挙に出たのでした。
この会議に関して事前に「教員に対して学生は弱い立場にある」とのコメントを出しておきました。昨年9月の東京地裁での和解を受けて、私に対してはともかく、私の学生を散々苦しめた事について多少は謝罪の意を表するかと思っていたのですが、謝罪どころか、私が今後の対策を提案しようとしたら「それは今日の議題とは関係無いだろう?我々は忙しいんだ!」と阻止した一方で、ハラスメント疑惑のある教員に関する弁護は長々しゃべりまくる教員がいて呆れ果てました。
私は2014年4月に専攻業務を妨害されるまでは自分の学生以外の学生ともよく話していて、就職後に連絡をくれたり成果を送ってくれる学生もいました(上記、呆れた教員の学生も含め)。そんな学生さん達を陰でいろいろ持ち上げて、研究職に残れるようにと応援してきました。
それらの学生さん達には何の落ち度も無いのですが、昨日の会議で改めて、こういった教授達のおかげで私の学生がどれほど苦しんだかマザマザと思い出しました。今後は私の学生にひどいことをしたこれら教員の学生さん達に有利になるようなことを、敢えてはいたしません!

(注)専攻が私に取った処置については学内のハラスメント委員会も善処を求める勧告をしていますし、東京地裁でもこのような処置を是としなかったから和解に至っています。