昨日は巣門に網を貼って、脱走ニホンミツバチを巣箱に閉じこめました。一晩、巣で過ごせば安心してくれただろうと網を外して犬の散歩に出かけ、帰宅してビックリ。再び巣箱から脱走して、付近の杭に貼り付いて団子状態になってました。
再度捕獲して巣箱に入れ、師匠に状況を説明したところ、「逃げ癖がついているから、1週間くらい巣門を閉じておくとよい。」とのこと。確かに。明日は台風が来るので外で団子状態は危険ですし、それでなくても虫が多い我が家にはスズメバチが頻繁に来ていて、昨日も3尾、網で捕まえてつぶしたところです。
今日は理学部地球惑星のオンライン卒論中間発表が10時から16時まであったのですが、休憩時間の度に巣箱に行って、網を貼ったために巣箱に入れないミツバチが食べられないよう、飛んでるスズメバチを捕獲してつぶしてました(我が家にミツバチが来てから、網でスズメバチを捕まえるワザはかなり上達しました)。
さすがに台風の明日はスズメバチは来ないとは思いますが、明後日からはまた巣には入れないミツバチがスズメバチに狙われるので何かできないかとネットで検索したら、「ハチマイッター」という道具がでてきました。
働き蜂はぎりぎり出入りできて、女王蜂は通れないという間隔でワイヤーが並んだ商品です。女王蜂が巣箱にいれば、働き蜂は逃げません。逆に女王蜂がいなければ働き蜂はどのみちいなくなりますので、この商品をつけて働き蜂だけ出入りできるようにすれば、女王蜂がいれば巣が存続します。
早速発注して、すぐにネット銀行から振り込んで、念のため「振り込みました。脱走ニホンミツバチを巣箱に閉じ込めているので、早急に発送いただければありがたいです。」とメールしたところ、すぐに「発送しました」とのメールが届きました。
うちのニホンミツバチは、防護服を来てなくても全然刺しません。脱走はするけど、私が自分達を守ろうとしていることを理解しているとしか思えず、そんなニホンミツバチだから飼いたいという愛好家が多く、蜂道具を扱っている業者さんも親身な対応をしてくれるのだろうと思います。
人間って、ホモサピエンスだけでなく、いろんな動植物と何かしら対話して共存することで、繁栄できた動物なんだろうと思っています。工業化以降の社会で育ったホモサピエンスは、そんな動植物との対話能力が衰退した人が優占しつつある気がします。