終わりの始め

政府から独立した立場で政策提言をする科学者の代表機関「日本学術会議」が新会員として推薦した候補者105人のうち、6人を菅首相が任命しなかったことが明らかになりました。

6名のうち1名は、加藤陽子・東京大学教授(日本近代史)です。彼女の代表的な著作は下記です。

それでも、日本人は「戦争」を選んだ (新潮文庫)
 

 「かつて、普通のよき日本人が『もう戦争しかない』と思った。世界最高の頭脳たちが『やむなし』と決断した。」
日本の権力者達がどのように国民を戦争に誘導したかを解説した本です。なぜ任命されなかったのか、意味深ですね。
そして彼女が所属する東京大学でも、なし崩し的に特定の集団が権力を濫用するようになっています。昨日行われた総長選挙を受け、有志が下記のように訴えています。

明日の総長選考会議で昨日選ばれた候補者がスンナリ承認されたら、いつの日か、「日本の〇〇化は、アカデミアにおいては、ここから始まった。」と記されるのかもしれませんね。