まだまだ出遅れていない、新たな生物農薬の開発

9月19日記事でご紹介したTIA「かけはし」セミナー、昨日無事終了しました。
化学物質を使わない殺虫剤としてRNAi、ボルバキア、Bt毒素の可能性をご紹介いただきました。Bt以外は馴染みがなかったので、とても勉強になりました。
ドイツを始めとする先進国では、有害昆虫だけに効果がある殺虫剤開発が求められています。講師の方々に尋ねたところ、上記を殺虫剤として製品化する研究は、日本が大幅に出遅れているというわけではないそうです。
化学物質、特に神経毒として用いられている殺虫剤の有害性を日本人がきちんと理解することが、他の先進国や中国・韓国のように、ネオニコチノイドを減らす動きにつながり、ひいては日本がトップを切って新たな生物農薬を開発するんだとの、研究者の意欲につながると思います。
どういう内閣になってしまうかと同様、私達の暮らしを守るも壊すも、私達次第です。