熱帯カエルの寒さ対策

キョロ(=アルビノクランウェルツノガエル)の体長が5cmに達しました。長さだけでなく顔の幅も広がりました。

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餌は3日に一度、下の写真にある餌を半分にして、水に浸してあげるだけです。体長5cmに達してからは1週間に半分でよいそうです。餌代は年間300円もかかかりません。

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早く成長したのは、気温が低下したからだと思います。カエルは変温動物なので、室温が下がると体温も下がって活動が鈍り、高温期より餌が成長に回る率が高まったのだと考えています。
昨日は終日雨で、ソーラー床暖房のわが家の室温は16度まで低下。さすがにキョロには辛い寒さだろうと思って、ヒーターを買ってきて、断熱材代わりに発泡スチロールの箱を切って台にしました。

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その上にキョロの家をのせ、さらに梱包用プチプチの袋をかぶせてみました。晴れると室温が20度以上になるので、なるべくシンプルにして寒いときだけサッと対策する工夫です。

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1時間後にキョロがいるあたりの空間温度を測ったら、18度になっていました。プチプチを外して測ったので、外さなかったら19度くらいにはなっていたと思います。しばらくこの仕掛けで様子を見ようと思います。熱帯魚だと、こうは簡単にいきません(水換えも必要ですし)。
この程度の装備で冬越しもできるツノガエルは、小学校の教材にして、子供達にいろいろ工夫させるといいのではと思いました(少なくともアメリカザリガニのように、万が一放流されても増えることはありませんし)。

(追伸)
ミツバチにとっても寒さが応える季節になったので、対策を施しました。食品トレーの発泡スチロールを使って、巣門の広さを半分以下にしました。

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