戦争を生き抜いた世代

今年卒寿の父は岐阜大農学部卒ですが、「応用生物科学部」(どこが『農』?と思ってしまいます)との名称の組織から、今でも同窓会誌が届きます。
「農芸化学昭和26」とコードされている父の同期は奇跡的に長生き揃い、かつ、数年前まで関東地方在住者が都内のスナックを借り切って毎年同窓会を開くほど親交を大切にしていました。物故者が徐々に増えてきて同窓会は開かれなくなりましたが、先日届いた同窓会誌の寄付リストに、父の同期のお一人が90歳という年齢にも関わらず寄付されていました。
この方が最高齢かと思いきや、「林学科 昭和18」と記された人物が最高齢でした。恐らく98歳です。この年齢で寄付手続きができるなんてスゴイと思いました。
私の場合、教養(文科三類)のロシア語クラスにマメな同期がいて、毎年同窓会を企画してくれるのですが、先の戦争を生き延びた父達の世代と違って、80歳を越えても毎年集るのは難しいだろうなぁと思います。