今日は朝から師匠宅に弟子が集まり、分蜂したニホンミツバチを取り込む「待ち箱」用の巣箱を作りました。
弟子はつくば市の「農産物オーナー制度」の卒業生です。
一昨年度にオーナー制度で師匠からひととおり作業を教わり、今年度はほぼ全員が師匠からミツバチを分けてもらって、養蜂を経験しました。今日の報告では半数以上の方が越冬に成功されていました。
私の蜂は、やはり凍死だろうとのことでした。越冬に成功された方はそれなりに工夫されていて、市販のビニール温室でくるんだという方もおられました。
その方がご自身で工夫された巣箱を持って来てくれました。
各段の脱着を、板で釘打ちするのではなく、留め金でワンタッチでできるようにされています。
また中身が見えるように各段にのぞき窓も作っておられました。
大工仕事が苦手な私にはマネできそうにありませんが、越冬時に温室でくるむくらいはやってあげようと思いました。
ちなみに師匠によると、下記の待ち箱が一番、ニホンミツバチが入りやすいそうです。自然の大木の中身をくりぬいたもので、下の方に蜂が入りやすい穴が空いています。上に待ち箱をセットしておくと、そのまま待ち箱に巣を作るということでした。
朝9時から昼2時まで頑張って作った甲斐あって、先日まで飼育に使っていた巣箱と今日作った巣箱で、我が家には2セットの巣箱が揃いました。今夜はこれから全滅した蜂の巣を溶かして巣箱に塗りつけ、ミツバチが臭いに惹きつけられやすくする細工をします。どちらかひとつでも分蜂した蜂が入ってくれて、春からはまた養蜂ができますように!
(追伸)
2021年度の師匠のオーナー制度には60名もの応募があったそうです。つくば市の担当者から「何とか全員、受講させていただけませんか?」と言われたとのことで、月1回、土日の午前・午後に分けて講義を進めるそうです。このため、毎月日曜に集まっていた卒業生の集まりは、来年度からは月1回、土曜午前になりました。何かで変更があったときに、翌日が日曜だから日曜に順延できるから、とのことでした。
養蜂、つくば市ではブームになりつつあるのでしょうか?養蜂をきっかけにネオニコチノイドを使わない農業を求める人が増えて、つくばが脱ネオニコのパイオニアになってくれたらいいなぁと思ったりしました。