蜂蜜また5kgゲット

ミツバチの越冬に失敗したことから、持ち主不在の巣を回収してザルにいれ、蜂蜜を分離しました。9月に取ったときと同じくらいとれたので、5kgは超えていると思います。これだけ餌があるのに凍死してしまったのが、本当に残念。

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今回は残りの巣を全部溶かして蜜蝋にしたので、前回の倍を超える170gの蜜蝋が得られました。上の写真で正面にある黄色い円がそうです。
ザルにいれて蜂蜜を滴下させた後の巣を崩して、鍋に入れて煮ます。そうすると、巣の大部分は蜜と蝋なので、溶けて蜂の死骸などだけが固体として残ります。
溶けた蜜蝋を不織布などで漉すと固体が残り、濾過された液体は放置しておくと蜜蝋が固まり上に浮かびます。それが上記の黄色い円です。下の不織布で作った袋の先端にある茶色いのがミツバチの死骸です。

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ニホンミツバチの蜜蝋は、買うと50gで2000円以上はします。調度ハンドクリームが切れたので、残っていたアーモンドオイル25mlと混ぜて手作りハンドクリームにしました。下の瓶で1ヶ月弱はもちますが、蜜蝋は5gしか使ってません。前回と今回で蜜蝋はまだ200gくらいありますから、今シーズン蜂を飼えなくても、2年はもちそうです。

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蜂蜜も5kgもあるので、今年は以後砂糖を買わないことにしました。それでも1年以上はもちそうです。テレワークになってから果物と野菜もほぼ自給している上に、糖類も自給。定年で暇ができたら、さらに買う物がどんどん減る生活になりそうです。。。

(追伸)

採蜜や蜜蝋の精製、今回で2回目ですが、前回よりかなり簡単、かつ台所や道具が蝋や蜜でべとべとにならずにできるようになりました。どちらも濾過と分離・精製作業なので、いつも化学分析でやってるコツを応用できる場面ばかりです。ネットでいくつか記事を見ましたが、たぶん今回、私が開発した方法が一番簡単で低コストだと思います。

そしてハンドクリーム作りも化学やってたら全く苦にならない作業です。

ニホンミツバチって、もしかしたら生物を飼ったことのない化学屋さんにとって、一番とっつきやすい動物かもしれないです。