パソコンのお引っ越し

ここ20年ほど、普段使いのノートパソコンはキーが壊れかけるほど使い続け、諸般の事情から新調せざるを得なくなって慌てて新調というパターンが続いています。年度末に予算が残ったら買おうと思っていても、ついつい分析に必要な装置を優先してしまうからです。
今回も2015年に購入したPanasonicのレッツノート(CF-RZ4)の数字の9のキーが何度も打たないと入力できなくなり、キーボードの一部の文字が消えかかっても使っていました。先日、あるオンラインミーティングでWindows10でないと作動しないソフトが使用され、私だけ参加できない事態になってしまい、担当者から「まさか山室先生がWindows8をまだ使っているとは予想だにせず。」と言われてしまい、これが限度と悟りました。
私がこだわるノートPCのスペックは、小さいこととSSDが大容量であること。コロナ以前は海外出張にわりと出ていて、ヨーロッパなど8時間以上のフライトもたびたびでした。その間、隣の乗客に気兼ねなく仕事するには、内蔵ハードディスクに必要な情報全てがあり、かつ小さいことが不可欠だったからです。
2015年に買ったレッツノートは、インテルCore M-5Y10プロセッサー、メモリー4GB、500GB のSSD、サイズは10.1型で31万円しました。今回はNECのLAVIE Direct N12をカスタマイズして、インテルCore i7、メモリー16GB、1TBのSSD、サイズは12.5型を購入。これだけスペックが進んでいるのに、価格は168000円とレッツノートの半額近くでビックリしました。
さらにはバーゲンセールとして無料でついてきた「ファイナルパソコン引越しWin10特別版」が優れもので、ガイダンス通りに新旧をUSBでつないで昨夜23時に引っ越し開始、7時間かかるとあり、6時に起きたときにはもう終わっていました。下の写真は引っ越し作業中です。茶色いトラックが積み込みと積み卸しをしています。

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今日、うまく移っているか確認したところ、Firefoxの「お気に入り」も旧パソコンどおりで、パスワードも記憶されていました。音楽も再生リストごと復元されていて、感激しました。前回までは「新しいPCに移行する作業」なるマニュアルをコツコツ作り、ブックマークもエクスポート・インポート作業をちまちましていて、こういった作業もPCを新調する気になれない原因でした。
私はどちらかというとITやパソコンが苦手で、この分だとそのうち、テープレコーダーをどうしても使えなかった祖母のように、進化したパソコンは使えなくなるかもと心配していました。より多くの人が使うようになることで、より簡単な操作でひととおりのことはできるようになってくれそうで安心しました。