宍塚大池で行っていた実験で、アメリカザリガニが食べないようにネットをかけたプランターで立葉が確認できたので、ここでのハスの消失は農薬ではなくアメリカザリガニに食べられたからである可能性が高いと判断し、本日で全てのプランターを回収してきました。
以前に安定同位体比を使って食性解析をした結果では、今も宍塚大池に多数いるウシガエルはアメリカザリガニを食べていませんでした。アメリカザリガニは食用にするウシガエルの餌として日本に連れてこられたので、なぜ食べないのか不思議ではあります。
その時の解析では、宍塚大池でアメリカザリガニを食べていたのは若いオオクチバスだけでした。オオクチバスは駆除する一方で、アメリカザリガニは野放しの現状では、生態系の基盤となる一次生産者である水草の保全は不可能と思われます。