長引くコロナの心の影響

梅雨があけて一気に暑くなり、それまでは18時頃に近所の公園にお散歩のワンちゃん大集合状態だったのですが、暑さに対する抵抗度によって散歩時間がばらけるようになりました。
今日は用事があって19時過ぎにクリ(今年10歳になる柴犬)の散歩に出かけたところ、久しぶりに遊び仲間のコーギーに会いました。イギリス発祥の犬種だけあって、暑いときには散歩に出せないそうです。
飼い主さんが看護師さんなので、「コロナ患者がまた増えて来て、大変じゃないですか?」と尋ねたところ、精神科勤務ということで、逼迫という感じではないそうです。
ただし患者さんはコロナの影響で激増していて、2ヶ月くらいの予約待ちだとか。2ヶ月と聞いて診察を断念する患者さんが多いなか、それでもどうしても診てもらいたいと2ヶ月先の予約を取ったり、キャンセル待ちをかけている患者さんもいるそうです。
クルーズ船のクラスター、北海道での感染爆発、そして最初の緊急事態宣言と広まっていった新型コロナ。あの頃、夜の東京駅ホームにほとんど人がいないほど自粛が徹底していたのは、こんな生活は1年も続かない、今だけの我慢と多くの人が思っていたからでしょう。
そして1年以上が経ち、ワクチン接種も始まったのに、感染者数は最初の緊急事態宣言よりもはるかに多いという、この現実。先が見えなくなっている人が急増していることが、精神科受診希望者激増の原因なのだろうと思います。
茨城でこれですから、1都3県ではさらに深刻でしょう。最近はマスコミも報道しなくなりましたが、飲食店に対する規制は若者のバイト先を確実に減らしますし、都内の大学もまだまだオンライン授業が大半でしょう。若者についてはワクチン接種したがらないとか、外出を自粛しないとか批判的な報道が目立ちますけど、実は昨年以上に精神的に深刻な状況に陥っている若者が首都圏では増えているのではないでしょうか。