「国産だから安心」は過去の夢

昨年4月に購入した某日本メーカーのノートパソコンが、9月から深刻なトラブルを起こすようになりました。ZoomやWebexなどをWifiでつなぐと、不安定になったり切断したりするのです。それで学内の情報システム担当の先生に相談したところ、機種により対処が違うことがあるのでまずメーカーに尋ねてくださいとのこと。
電話でサポート窓口に尋ねたところ、「それは東大のネットワークに問題があるのではないですか?」と言われました。先生に伝えたら、「今の○○○は安易にそういうことを言うのですか。」とちょっと立腹されたようでした。
東大のWifiだけでなくWIMAXでもトラブルが起こり、その度にミーティングアドレスを先生にお送りして何が起こっているのか確認してもらい、念のため別会社のノートPCで同じ環境にして全くトラブルが起こらないことも確認しました。年末には先生から他メーカーのWifiアダプターが送られてきて、それを介してノートPCにつなげるようにしたのですが、それでもトラブルが起こります。そこで先生にこれまでの状況をご専門の立場から文章にまとめてもらい、事前に某メーカーのホームページからその内容を送った上で相談電話を予約しました。
予約時刻に電話をくれたのはよかったのですが、システムトラブルが起こって、私が予約時に送った文章は壊れて読めなかったとのこと。かなり複雑な内容なので大丈夫かな?と思いつつ送った文章を読み上げたら、「それはこちらの問題ではなくZoomなどのアプリの会社に問い合わせてください。」
いや、先ほども説明したように、同じ環境で別のPCでは全くトラブルが起こっていないのでお宅のPCの問題ですと、やはり口頭での説明では事情を完全に理解できていないようでした。結局、「バックグラウンドアプリを全部オフにして接続してみてください。それでも起こるようでしたら、申し訳ありませんが再セットアップしてください。」
再セットアップは相当な労力を要します。そういう状態に陥らないように「信用」できると思って高くても日本メーカーのを購入したのに、これまで陥ったことのない深刻なトラブルが起こってしまったわけです。しかもサポート窓口の対応は最悪です。パソコンメーカーの相談サイトがシステムトラブルってどういうことかと、本当に呆れました。
スマホはかなり以前から日本製は全然ダメと思ってましたが、ノートパソコンよ、お前もかです。日本の物づくりは相当やばいのかもと思うと同時に、サポートもこれではサービス業もやがて危なくなるかもです。