関東大震災100年

100年前に起こった関東大震災に関する2話連続のNHKがスペシャルを見ました。
前編を見て、もしその時、東京にいたらどうしよう?と考えました。

省庁の会議は今もオンラインなので、東京にいるとしたら本郷かその経由地です。地形や風を考えると本郷台はかなり安全そうなので、落ち着くまで本郷で動かずにいるのがよいだろうと思いました。
後編を見たところ、東大には火の手は来ていなかったようです。火災が起こったのは主に東京市の東側の低地が多いところでした。

 ちなみに文京区の避難所は主に小中学校が指定されていて、東大は帰宅困難者一時滞在施設にもなっていませんでした(拓殖大学、東洋大学はなってました)。

関東大震災では10万人が亡くなりました。現在の東京で「都市南部直下地震」が起こった場合、関東大震災のように強風が吹いていても死者は9641人とされています。

https://www.bousai.metro.tokyo.lg.jp/_res/projects/default_project/_page_/001/021/571/20220525/n/01n.pdf

大正関東地震(いわゆる関東大震災)が起こった場合は、上記よりもさらに被害が小さいと予測しています(死者1777人)。

関東大震災では当時の東京市の死者・行方不明者6万8660人のうち6万5902人が、火災による死者でした。

都市南部直下地震が起こった場合の火災による死者は、強風が吹いていても4081人と予測されています。関東大震災当時のような木造家屋が減り、家財道具を大八車に載せての避難はないにしても、関東大震災当時よりはるかに多い車(首都高の高架が倒れたら、車が落下して爆発するかも)、張り巡されたガス管など、当時には無かったリスクが過小評価されていないか心配です。