かつては多くの湖沼にあった「シャジクモ帯」を探して、昨日(4月30日)は芦ノ湖に行きました。1月には富士五湖をまわり、水草が全く無かったのは湖底の大部分が礫底である本栖湖だけでした。芦ノ湖は、砂地もそこそこあるのに、どこで採草器を投げても全くかからず、岸辺にも水草はうち寄せられていませんでした。10年前くらいの報告ではシャジクモや他の水草も報告されているので、採取時期にもよるのかもしれません。もうひとつの可能性は、1mもあろうかと思われる鯉が何尾もゆうゆうと泳いでいたこと。この時期、多少の水草が生えても、鯉が片っ端から食べているのかもしれません。
シャジクモ消滅の一因としてソウギョの食害は指摘されていますが、鯉だって同じことをしているのかもしれないと思いました。