田植えが始まった。。。

ヨーロッパではシャジクモの復活が水環境改善の切り札とされていますが、そのシャジクモは日本では絶滅危惧種。一方で田圃ではよくみられるとの報告も。これはかつて沈水植物が全国一斉的に衰退したのと同様、除草剤が原因ではないかと研究を進めているのですが、むずかしいのは、最近は田圃に水をはってから田植えまでの期間が非常に短いこと。ポンプなどで一晩でくみ上げて翌日田植え、なんてざらです。
昔のように梅雨時までに徐々に水を張っていたら、シャジクモが進入する期間も十分あったと思いますが、今はそんな田圃は少なそうです。
ゴールデンウィーク兼業農家が田植えにいそしむ季節。私の今日一日はお掃除で終わったけど、明日は近所の田圃をまわって、うまくシャジクモが生えている田圃を探さなくては。そこで除草剤がまかれる頃に再度行って枯れていたら、除草剤が原因であるとの傍証になるかと思います。

☆欧米先進国と違って、日本の農業では水田が重要な位置にあることは、水環境研究において忘れてはならないことだと思います。