I君の修論研究用に、とある外来生物とブラックバスを採るためのカゴを宍塚大池に仕掛けてきました。6月16日に行って以来だったのですが、池の3分の2はハスに覆われていました。これでは大きなバスは、ハスに進路を妨げられて、カゴまでたどりつけないかも。明日もやっぱり、釣りで勝負かなあ。。。
そのハスを、「宍塚の自然と歴史の会」の方々が、つくば市内や都内から応援に来てくれた学生ボランティア達と一緒に、今日は朝から刈り取っていたそうです。昨年実績は800トンとか。その作業の後に私のカゴかけを手伝って下さったわけです。お疲れの所を本当にありがたく思いました(実はカゴも会の備品をお借りしました)。
ハスを仮置きしてある場所には、なぜハスを刈り取るのかを説明した看板が立っています。ハスが一面に生えると、湖底に酸素がいきわたらなくなって、動物が生息できなくなるという趣旨です。会の方々が、それこそ毎日、誰かは池に来て観察を続けた結果の刈り取りなのです。同じ浮葉植物のアサザも高密度に繁茂すると同様の弊害をもたらすはずなのですが、そのことが気づかれないのは、毎日観察するタイプの活動ではないからかもしれないと思いました。自然を本当に理解するには、理想的には毎日、数年間は観察すべきなのですが。