娘の里帰り

屋久島の栗生小学校に山村留学している娘が、冬休みで里帰りしました。
お世話になっている里親さんが、たまたま、専攻のO先生とその学生さん達がフィールドにしている地域の区長さんなので、時々学生さん達が挨拶に来られるそうです。先日も「お風呂でてパジャマでリビングに行ったら、東大のお兄ちゃんやお姉ちゃんがいっぱいいて、こわかったよ〜!」と電話してきました。「こわかった」という表現は、よくよく尋ねると、パジャマで失礼したのが恥ずかしい、ということを言いたかったと分かったのですが。。。
○先生から「あんな所で1年間過ごせるなんて、いいですね」と言われましたが、本当にそう思います。いろんな理由から山村留学を勧めたのですが、確認したかったこともあって、それは、つくばの環境が娘には化学的に合っていないのではないかということでした。つまり、娘は軽度の化学物質過敏症ではないかと疑ったのです。
保育園の時は何にでも積極的に取り組む子だったのに、成長するに従い「めんどっちい」を連発するようになりました。また、かかりつけの小児科医の先生が「また来たか」と驚くほど、しょっちゅうヘルペスが出るようになりました。抗生物質をあまり頻繁にとるのはよくないだろうと、昨年は漢方を処方してくれる小児科医の先生がおられる土浦まで、はるばる通ったものでした。
それが屋久島では、一度もヘルペスがでません。夏休みにつくばに帰ってきたら、また出たのですが。
化学物質過敏症」は、「脳脊髄液減少症」同様、多くの日本の医師が、そんなものはあり得ない、エビデンスがない、患者の気のせい、などと片付けがちな症候群です。でも後者は自身の体験から、前者は娘の親として、確かにあると判断しています。
存在しているものを無い物にする行為は、いつかは破綻するでしょう。そして当事者としては、その破綻が早く来て正当に対処されるように、できることはする。同時に、事態は現在進行形で動いているわけですから、自身でできる改善策を合理的に検討し、片端から試してみる。
娘の山村留学は、化学物質過敏症かどうかの確認と、1年間のデトックスの意味がありました。冬休みの里帰り2週間の間、デトックス効果でヘルペスが出なければいいのですが。。。