外来水産生物の問題

外来種問題は、排除だけを考えればよいという、単純なものではないのですが、一般に流れる報道は通り一遍なようです。Ship & Ocean 第183号の記事「外来水産生物の問題とジャーナリズム」ではブラックバスなど、特に水産有用種として導入された外来種を中心に、マスコミの報道のあり方について問題点を指摘しています。そして、利害関係が存在するこれら外来種について、むしろジャーナリズムが率先して、意見の調整、立場を超えた提案をすべきであるとしています。
ブラックバスについては当研究室でも、無配慮な排除が招きかねない弊害について研究しています。ジャーナリストからも、このように総合的な意見が提示されるのは心強い限りです。