意外に穴場

夏学期金曜午後は、陸域3名の教員による「自然環境学実習II」があります。今年度から新たな試みとして、地学、生物学、陸水学の実験系の実習をオムニバスで行い、これら3分野のお作法程度は体験してもらおうというものです。受講者は3つの班に分かれ、2週間づつそれぞれの実験を行った上で、3週間は3分野のどれかを選んで事例実習、最後に研究発表をしてもらう予定です。
今日は陸水学実験の第1週目として、大学の池で機器による水質分析と採水、濾過処理などを行いました。予備調査で、大学構内の隣接した池2つを調べたところ、見た目、地下でつながっていてもおかしくないくらいなのに、pHはまったく違いました。今日もやっぱりpHは全然違い、アルカリ度はほぼ同じことが分かりました。
二つの池は、一方は鯉がたくさんいて、一方は抽水植物がより多く繁茂しています。
水質について、その影響がよく言われている鯉と抽水植物の密度が全く異なる池が隣接して大学にあったなんて、この実習がなければ気づかないで素通りを続けているところでした。
研究面からも、面白い実習になりそうです。。。